私は製造部で最終工程の加飾を担当していますが、その内容は塗装、蒸着メッキ、カッティングシート貼り、組み立てなど多岐にわたります。試作品は小さいものから大きなものまで様々で、中にはカプセルトイで使われるほど小さいものもあります。

塗装はもちろん、お客様から頂いた色サンプルを参考に塗料を調色するのも私たちの仕事です。一見簡単に思えるかもしれませんが、色をゼロからつくりお客様の要望通りの色へ近づけていくのは容易ではありません。どの工程も大変シビアで慎重に進めなければなりません。その為、気づけば一日があっという間に過ぎているなんてこともあります。そうやって周りと協力して完成した製品を見ると嬉しさと達成感があります。

自動車のエンジンやモーターの内部の動作が見られるように透明化したモックや、その他にもデザイナーオブジェやスタチュー、フィギュアなども制作をしていますが、その製品が実際の現場や展示会などで使用されているのを見るとやりがいを感じます。

僕の前職は、プロモデラー兼ライターと呼ばれるプラモデルと模型雑誌を制作する仕事でした。その為、その分野に詳しく工具や塗料、工法を提案することで前職の経験が活きていると感じました。
一人ひとりの社員が重要な役割を任されているので、会社の成長に自分の仕事が役立っていると感じやすいのかなと思います。